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「海外ノマドって、実際何の仕事してるんだろう」
SNSで調べると、おしゃれなカフェで働く写真や「月収〇〇万円」という投稿ばかりが出てきます。でも、そのままの情報を信じて動くのはちょっと待ってほしいというのが、この記事を書いた理由です。
この記事では、海外ノマドが実際にどんな仕事で収入を得ているのかを、現実ベースで整理します。夢を売るつもりはありませんし、「誰でも簡単にできる」とも言いません。
ただ、現実を知ってから動いた方が、遠回りは少なくなるはずです。

MIKILOG運営者
みきお
みきお
Upworkを主戦場に活動する2年目の33歳独身フリーランス。Upworkでは約2年間で累計2万ドル、58件のクライアントと契約。Upworkで稼ぐノウハウを惜しみなく公開します!フルノマドできることを目指し日々奮闘中。フィリピン語学留学、豪ワーホリを経験。
「海外ノマドの仕事」について、まず誤解を整理する
海外ノマドについて調べると、キラキラした情報が多く出てきます。ただ、そのままの情報をもとに動こうとすると、現実との乖離で早々に行き詰まることがあります。まずここをクリアにしておきます。
「Web系フリーランスでなければできない」は間違い
海外ノマド=WebデザイナーかITエンジニアというイメージを持っている方は多いと思いますが、これは必ずしも正しくありません。
実際に海外滞在中に出会った人の中には、会社員のまま在宅で仕事をしている人もいました。中国人で倉庫の在庫管理を担当しているという方や、アメリカ人で不動産コンサルタントのマネージャー職の方などです。
オンライン会議やGoogleスプレッドシートなど基本的なWebツールは使えた方がいいですが、全員がプログラマーやデザイナーというわけではありません。「まずWeb系スキルを身につけなければ」と思い込んでいる方は、一度その前提を外してみてください。
「海外に行ってから仕事を探せばいい」は危険
これが最も多い誤解であり、最もリスクが高い考え方です。
フリーランスとして海外に出た後に仕事を探そうとしても、最初はなかなか案件が取れません。クラウドソーシングは実績ゼロから始めると採用されにくく、収入が安定するまでに数ヶ月かかることがほとんどです。その間も生活費は出ていきます。
海外に出る前に、日本にいる間にある程度の収入の仕組みを作っておくことが、現実的なノマド生活の前提条件です。
「英語がペラペラじゃないと仕事がない」も間違い
英語力があるに越したことはありませんが、必須ではありません。日本語クライアントを対象にした仕事(日本語ライティング、SEO、翻訳など)であれば、英語力はほとんど関係ありません。
英語が使えると仕事の幅は広がりますが、「英語ができないからノマドは無理」という結論にはなりません。まず日本語で稼ぐ仕組みを作り、そこから英語案件に広げていく順序が、現実的には多いです。
「好きなことで稼げる」は後の話
「好き」と「市場に需要がある」は別の話です。最初の段階では、市場で求められているスキルで収入を作ることが優先です。好きなことをビジネスにするのは、収入が安定してから考えることだと思っています。
海外ノマドが実際にやっている仕事ジャンル5選
インフルエンサーや投資家は一部の例外です。実際に出会ったノマドの多くは、以下の5つのジャンルで収入を得ていました。それぞれの現実も含めて正直に書きます。
① Web制作 / Webデザイン
WordPressサイトの制作、LP制作、バナーデザインなど、継続的に需要があるジャンルです。案件単価は1件数万円〜数十万円と高めですが、スキルの習得には時間がかかります。独学であれば3〜6ヶ月程度は見ておいた方がいいでしょう。
ただ、一度スキルが身につくと継続案件につながりやすく、収入が安定しやすい点が強みです。僕自身は情報系大学卒でSE経験が4年ありますが、Web制作は別物と感じて途中で方向転換しました。Web制作に興味がある方は、Udemyなどのオンライン学習から基礎を固めるのが最短ルートだと思います。
- 収入の安定性:◎(継続契約に繋がりやすい)
- 時間の自由度:◎(納品型なので比較的自由)
- スキル習得の難易度:△(HTML/CSS/JavaScript/PHPなど習得に時間がかかる)
- 最初の案件獲得:△(実績ゼロからの一件目が鍵)
② ライティング / 翻訳
参入しやすいジャンルですが、単価が低い案件も多いのが実態です。SEOライティングやコピーライティングに特化すると単価は上がります。翻訳は語学力があれば最初から比較的高い単価を狙えます。
特に日本語↔英語の翻訳は需要が安定していて、海外のクラウドソーシングでも継続的に案件があります。僕自身は最初10ドル程度の案件から受け始め、今はウェブサイトやECサイトのローカライゼーションを中心に仕事をしています。
翻訳案件を専門に扱う「アメリア」というサービスも、一般クラウドソーシングより専門性が高く単価も高い傾向があるので活用の余地があります。
👉 Upworkで日本語ローカライズ案件を獲得した体験談|海外ECサイトでの実務と面談の流れ
- 収入の安定性:△(単価が低い案件も多い。専門性次第で差がつく)
- 時間の自由度:◎(場所を選ばず作業できる)
- スキル習得の難易度:○(文章力は練習で伸ばせる)
- 最初の案件獲得:○(クラウドワークスやUpworkで案件多数)
③ マーケティング / SEO
SEO対策・SNS運用・広告運用(Meta広告・Google広告)など、企業が継続的に外注したいニーズが強い分野です。単価が高く月次の継続契約になりやすいため、収入の柱にしやすいジャンルです。
ただし結果を数字で求められる世界でもあります。「なんとなくSNSが好き」程度では難しく、ツールの使い方や分析、戦略の理解が必要です。僕自身も過去にSEOライティングの案件を受けましたが継続には至らず、その経験から学び直しを続けています。このブログもその活動の一環です。
- 収入の安定性:◎(月額継続契約が多い)
- 時間の自由度:○(MTGが発生することもある)
- スキル習得の難易度:△(ツール・分析・戦略の理解が必要)
- 最初の案件獲得:○(実績があれば高単価案件に繋がる)
④ 動画編集
YouTubeやSNS動画の需要増加に伴い案件は増えていますが、単価の低い案件も多く、最初から安定した収入を得るのは難しいのが実態です。テロップ入れやカット編集だけでは差別化が難しく、AIツールの活用やAfter Effectsなど高度なスキルを身につけることで単価が上がります。
まずはPremiere ProかDaVinci Resolveから始めるのが現実的です。DaVinci Resolveは無料で使えるので、最初の練習に適しています。「誰でもできる動画編集」からどう抜け出すかが勝負のポイントになります。
- 収入の安定性:△(スキルと単価の差が大きい)
- 時間の自由度:◎(納品型なので自由度は高め)
- スキル習得の難易度:○(ソフト習得は1〜3ヶ月程度)
- 最初の案件獲得:△(競合が多く、実績作りが重要)
⑤ カスタマーサポート / バーチャルアシスタント(VA)
メール対応・データ入力・リサーチ・スケジュール管理など、クライアントの業務全般をサポートする仕事です。いわばオンラインの秘書のような役割で、特別なスキルがなくても始めやすいのが特徴です。
単価は低めで、時間を切り売りする形になりやすいですが、ノマド生活の「最初の一歩」として収入を作りながら、並行してスキルを上げていく戦略として活用するのが現実的です。
僕自身もUpworkで「海苔の生産から卸売りまでを行っている業者を探してほしい」というイギリスのクライアントからの依頼を受けたことがあります。業者のリサーチ、メール対応、アポイントメント取得、翻訳者の手配など、いわゆるVAの仕事です。英語に不安があっても、Google翻訳やDeepLを組み合わせながら十分に対応できました。
- 収入の安定性:○(継続契約になりやすいが単価は低め)
- 時間の自由度:△(クライアントの時間帯に合わせる必要がある)
- スキル習得の難易度:◎(特別なスキル不要で始められる)
- 最初の案件獲得:◎(Upworkなどで案件多数)
👉 海外ノマドにおすすめの副業サイト|旅しながら外貨を稼げる仕事の探し方
海外ノマドに向いている人・向いていない人
「自分にできるか」を考えるとき、スキルの話だけでなく、性格や思考のクセも正直に見ておいた方がいいです。
向いている人の特徴
- 誰かに言われなくてもタスクを進められる(自己管理ができる)
- 収入が不安定な時期を、精神的にも金銭的にも耐えられる
- 問題が起きたとき、まず自分で調べて解決しようとする
- 変化や不確実な環境をストレスより楽しみとして感じられる
- 「いつか動こう」ではなく「いつまでに動く」で考えられる
向いていない人の特徴
- 安定した給与・福利厚生がないと行動できない
- 上司や会社に指示されないと何をすればいいか分からない
- 現状から「逃げたい」という気持ちが主な動機になっている
- スキルゼロでもなんとかなると思っている
- 孤独が苦手で、チームや仲間がいないと動けない
正直に言うと、「向いていない特徴」のどれかに当てはまっていてもノマドになっている人はいます。向いていない部分を自覚して、そこを補う行動ができるかどうかが、実際には大きな差になります。
この特徴に当てはまる=ノマドに向いていない、と決めつける必要はありません。
海外ノマドを目指すなら、まず日本でやるべきこと
結論はシンプルです。海外に出る前に、オンラインで稼げる仕組みを日本にいる間に作ること。これに尽きます。
「海外に行ってから考える」は失敗しやすいです。生活費がかかる中で仕事を探すプレッシャーは想像以上です。「日本にいながら外貨を稼いだ経験」があると、海外に出てからの精神的な余裕がまったく違います。
僕自身は2025年3月に、AI翻訳された日本語の修正という仕事を半年間・10,000ドルの契約でUpworkで受注しました。加えて日本のクライアントとの業務委託契約もあったため、ノマド期間中は収入の心配がほとんどありませんでした。
余裕があったからこそ、それ以外の案件も落ち着いて取りに行けたと思っています。
お金の不安がない状態と、背水の陣で動く状態では、判断の質がまったく変わります。これは経験してみて強く感じたことです。
自分のスキルを棚卸しするところから始める
「自分にはスキルがない」と感じていても、意外と使えるものが眠っていることがあります。会社でやってきたExcel管理、プレゼン資料の作成、顧客対応、リサーチ業務——これらはすべてフリーランス案件として需要があります。
まず紙に書き出してみてください。「仕事でやってきたこと」「趣味でやってきたこと」「人より得意なこと」を整理して、それに対してどんな需要があるか調べてみる。自分の強みと市場の需要がかみ合う場所が、稼ぐフィールドになります。
最初の案件はどこで探すか
最初に案件を取る場所として代表的なのは以下の2パターンです。
- クラウドワークス・ランサーズ・Wantedly(日本語):日本語で仕事ができるため、最初の実績作りに向いています。単価は低めですが、ポートフォリオを作るフェーズとして使えます。Wantedlyは正社員求人だけでなく、業務委託案件も多く掲載されています。
- Upwork(英語・グローバル):海外クライアントと直接仕事ができるプラットフォームです。日本のクラウドソーシングより高単価になりやすく、英語に多少自信があれば積極的に使いたい場所です。FiverrやFreelancerも選択肢になります。
最初から完璧なプロフィールや実績は必要ありません。「まず1件取ること」だけを目標に動いてください。1件取れたら次は2件、という感覚で積み上げていけます。
👉 Upwork 日本人におすすめの仕事7選!スキルなしから稼いでいく
まとめ:現実を知ってから動く方が、結果的に早い
この記事でお伝えしたかったことを整理します。
- 海外ノマドの仕事は、Web制作・ライティング・マーケティング・動画編集・VAが現実的なメイン
- Web系以外でも、会社員でも海外ノマドはできる
- 英語は必須ではないが、あると仕事の幅は広がる
- 海外に出てから仕事を探すのはリスクが高い。まず日本で稼ぐ仕組みを作ることが先決
- スキルがない人は、1ジャンルを決めて3ヶ月集中するのが現実的
海外ノマドは「特別な人だけがなれるもの」ではありませんが、「誰でも簡単になれるもの」でもありません。向き不向きはあります。ただ、準備と「なりたいという意思」があれば、現実的に手の届く選択肢です。
この記事が「自分はやるか、やらないか」を判断する材料になれば嬉しいです。
実際にどうやって収入を作っていくか、もう少し具体的に知りたい方はこちらも参考にしてみてください。

