こんにちは、みきお(@mikeaustralia1)です。
僕がクイーンズランド州のゲインダーという街でマンダリンピッキングの仕事をしていた時の話をしようと思います。
日本語での情報があまり出ていないので、今回このブログで紹介することにしました。
ゲインダーでの仕事や生活に関する情報をまとめましたので、是非最後まで見て頂けると嬉しいです!
マンダリンピッキング楽しいですよ!
ゲインダーへのアクセス
クイーンズランド州、州都のブリスベンから北西へ約330㎞、車で約4時間くらいの所にあります。
公共交通機関もあるみたいで、バンダバーグからバスを使ってゲインダーへ来ることもできるようです。
参考 バンダバーグからゲインダーへの行き方NORTH BURNETT BUS SERVICE
ちなみに、バンダバーグからは車で約1時間30分程です。
どんな街?
人口約2000人弱の小さな街です。
小さなスーパー(IGA)、カフェ、お肉屋さん、薬局などがありますので、日常最低限必要なものは買うことができます。
アコモデーションについて
数はそんなに多くないです。可能ならシーズンが始まる直前の3月頃に行くことをオススメします。
Facebookのグループ、Gumtreeなどでシェアハウスを見つけることができます。
参考 僕が使ったFacebookのグループGayndah Backpackers 2021
その他、キャラバンパークもありますよ!
なんの仕事がある?
ゲインダーはマンダリン(みかん)の仕事が主にあります。
レモン、ライム、グレープフルーツ、オレンジなどの柑橘系のお仕事も豊富にあります。
ゲインダーから西に40㎞ほど行ったマンダベラ(Mundubbera)という街でもマンダリンの仕事があります。
マンダベラでは9月頃からブルーベリーピッキングの仕事が始まります。
250人ほどワーカーを必要とする大きいファームがあります。
東隣りのバンバンスプリングス(Ban Ban Springs)にはアボカドパッキングの仕事もあります。
マンダリンピッキングの仕事

箱(ビン)をひたすらに満タンにします
マンダリン専用の枝切りバサミで果実の根元から枝を切るだけのお仕事です。
画像のようにバッグを掛けて、そこにピッキングしたマンダリンを入れていきます。
バッグがフルになったら、今度はビン(箱)に移し替えて、またピッキングします。
これの繰り返しです。
フルになったバッグが結構重くて、たぶん20~30㎏位になると思います。そのため体力に自信がないとちょっと厳しいかもしれません。
男性でも結構疲れますので、女性にはかなり体力的に来るものがあると思います。
でも、すごい華奢な女の子が僕より稼いでたりするので、やる気次第なところはありますね。
仕事に必要な道具たち

マンダリン用ハサミとバッグ お見せできる写真これしかなかったです…
クリッパー
マンダリン専用(?)バサミです。(画像:赤い柄のハサミ)
片刃のものと両刃のものがありますが、間違いなく両刃を選ぶことをおススメします。
一応、ファームから貸与されますが僕は自分のものが欲しかったので、購入しました。
街にあるMitre 10というお店で購入できます。店員さんにマンダリン用のクリッパーありますか?
と聞けばカウンターから出してくれます。
カンガルーバッグ
これもファームから貸与されます。肩にかける部分にパットが入っている物をおススメします。
(画像:手前に大きく映っているバッグ)
長袖、手袋、腕カバー
これらは必須です。というのも、マンダリンの枝には棘があります。
(こんな格好で仕事してました笑)
刺さると冗談向きでクッソ痛いです。なので、肌は絶対にさらさないようがっちりカバーしてください!
腕カバーはバンダバーグにあるHi Martというアジアンショップで購入しました。
ベース
これは必須ではないのですが、あれば便利だよーということで紹介させていただきます。
ベースと言ってますが、瓶ビールを入れるプラスティックの箱見たことありますよね?あれに似ています。
これがあると、少し高い所にあるマンダリンをこれに乗って取ることができるので役に立ちます。
毎回梯子を掛けて取ってると、梯子を運ぶ時間が無駄だったり、疲れたりするのでそう言った時に非常に便利です。
どこで手に入るかは分かりません…すみません!
マンダリンの仕事の時期
3月下旬 or 4月上旬~6月
この時期はマンダリンのピッキングシーズンです。
ワーキングホリデーや出稼ぎに来る人が最も集まる時期です。
インペリアル(Imperial)という種類のものがスタートします。5月~6月頃まで続きます。
この時期が一番プライスが高い時期で、1箱100~120豪ドル前後です。
ファームによってプライスは異なります。
7月~9月
インペリアルの収穫が終わった後、数週間~1か月ほど休みに入ります。
7月頃からモルコット(Murcott)という種類のマンダリンピッキングの仕事が始まります。
ファームによっては、インペリアルとモルコットの間に他の種類のマンダリンピッキングの仕事があります。
モルコットの1箱あたりのプライスですが、60~90豪ドルとインペリアルと比べると下がります。
しかし大きくて、固いためすぐ溜まるためインペリアルと同じくらい稼ぐことは可能です。
9月~12月頃
余計な枝を切り落とすプルーニング(Pruning)という仕事ががあります。
基本的にはワーホリの人はできなさそうな仕事でした。基本オフシーズンです。
12月~3月
間引きの仕事シニング(Thinning)がこの時期に行われます。
ファームオーナーによると、大体この時期からワーカーが集まり始めるとの事でした。
12月あたりからレモンやライムのピッキングが始まります。
お給料について
皆さん気になるお金事情ですが、結論から言うと稼げる部類に入ると思います。
僕はインペリアルで1日300~400豪ドル(3~4ビン)、モルコットで210~280豪ドル(3~4ビン)いただいてました。
1週間だと手取りで800~1500豪ドルくらいです。毎日6~8時間以内に終わっていたので時給換算で40ドルくらいです。
4分くらいでバッグを一杯にできるとそのくらい稼げます。1時間30分~40分くらいで1ビン作れるとgood!
ただし、季節仕事のため稼ぎやすい年とそうでない年があります。
働き方について
僕がいたファームは平日5日間仕事、土日休みでした。
週6で働けるところもありましたが体力的に厳しいので僕は週5で良かったと思っています。
仕事の前日、もしくは当日に雨が降ると仕事の開始時間が遅れたり、休みになります。
また、市場が一杯になるとフルーツを送れなくなるため仕事が休みになる場合もあります。
ファーム選びのポイント
メンテナンスされているファームを選ぶべし
プルーニングやシニングの仕事がされているファームを選ぶと良いと思います。
メンテナンスが上手くされていないと、実と枝の隙間がないため上手くピッキングできません。
実も小さいため、その分ビンを満タンにするまで時間がかかります。
ファームによってはメンテナンスをあまりしない、もしくは全くしない所もありますので、
ファームで直接仕事を貰いに行った際に、木と実の大きさを確認すると良いですね。
実の大きさを見るべし
実が大きいと、当然バッグに実が溜まるのも早いです。
実が大きいのは正義です。
最後に
日本人にはあまり知られていない(?)ゲインダーのご紹介でした。
オーストラリアのTHE田舎を体感できて、お給料も悪くないです。
娯楽はほぼありませんが、大自然を堪能できる素晴らしい場所です。
是非、マンダリンピッキングのシーズンに足を運んでみてください!